2000年9月4日 裏方顛末記(JBBFMr.&Ms.東北北海道、Mr.秋田)

  今回は予定を変更して、標記の顛末を申し述べる。
  私自身、コンテストに出たことは何回かあるが、裏方を通してやるのは初めてである(学生時代クラブ主催の大会に選手兼裏方はあるが、その場合どうしても選手の方に比重があった)。だが、実は、今回のコンテストの運営は今までほとんどコンテスト運営にタッチしたことのない人たちが主に運営していた。帰り新参の私にはよく分らないが、県連盟内での“さる事情”によるらしい。
  私は選手係の一人として繰り出しを担当していた。カテゴリーが多く、重複して参加する方もいるし、また、プレジャッジと午後の進行の順番が微妙に違ったりして、選手の方には分りづらいと思った。それと後になって気が付いたのだが、選手控え室にステージのモニター・テレビはあるのだが、音声が流れていないので、控え室ではステージ上の進行が今ひとつ分らない。これは来年のWorld Gamesには是非改善する必要があると思う。また、いつも思うのだが、ジャッジ・ミーティングがあるのに選手ミーティングが無い。みんな大人なんだから自分でタイム・テーブルを見て管理しろよ、という人もあるかもしれないが、やはり受付終了直後にミーティングを開いて進行については確認しておくべきだと思う。
  いざプレジャッジが始まってみると、繰り出しのタイミングと審査のタイミングがやはり合わない。みんな等しく合わないのならいいが、マスターズや女子、新人(秋田)、ジュニアは参加者が少ないので早めに呼んで来ることになる。その分、前の前のカテゴリーなどが手間取ると余計に待たされる選手が出てしまう。これもいつも思うのだが、比較審査はもう少し効率的にできないのだろうか。4・5・6、4・5・7、5・6・7というような比較が延々と繰り返されている。審査員はそれぞれ独立したものであり、他の審査員に影響されてはならないというのは分るが、選手の負担が大きすぎるように感じる。
  フリー・ポーズに入ると今回最大のチョンボが発生した。テープ・デッキのカウンターが狂っていたのである。二つあるデッキのうちの一つが狂っていたために、規定どおり1分間の選手と1分未満の選手が出てしまった。係は機械を信じきっていたので、苦情が出るまで分らなかったそうだ。また、選手のほうでも自分が失敗した(ゆっくりやりすぎた)と思った方もいたようだった。大変申し訳ないことをしてしまった。
  さて、コンテストの内容であるが、私は舞台袖から見ていたし、また、なんだかんだ言うのもおこがましいので、2点だけ。東北北海道で優勝した赤川選手は全カテゴリーを通して最高の仕上がりで、圧勝だった。ハムストリングスのカットがすばらしく、そこまで仕上げてきた選手は他にはなかった。もう一つは、どのカテゴリーもそうだが、上半身に比べて下半身がバルク、カットともに見劣りしていた。来年出る人は下半身に力を入れて鍛えてくれば、間違いなく上位を狙えそうだ。